面接で問われた「マネジメント経験」
みなさんは、仕事でマネジメント業務を行っていますか?
私は転職活動をしていた時、
複数の面接で「マネジメント経験はありますか?」と必ずと言っていいほど聞かれました
正直に言うと、私は前職で役職を持っていたわけではなく、
明確に「マネジメントをしていました」とは答えられませんでした
後輩に仕事を教えたり、業務の引き継ぎをした経験はありますが、
それを「マネジメント」と呼べるのかどうか、自分の中で整理できていなかったのです
30代も半ばになると、多くの人が管理職やリーダーを経験しているのでしょうか
質問されるたびに「自分には経験がない」と劣等感を覚え、面接後に反省する日々でした

そもそもマネジメントとは何か
そこで改めて考えました
「マネジメント」とはどこからを指すのでしょうか
一般的に、仕事におけるマネジメントとは、
組織の目標達成のために人材・資源・情報を効率的に活用し、計画・実行・評価・改善を行う一連の活動です
具体的には以下のような業務が含まれます。
• 部下や後輩の育成
• 業務の進捗管理
• チームや個人の目標設定
• 問題発生時の解決と意思決定
• 上層部や他部署との調整
つまり、単に「役職に就いているからマネジメントしている」というわけではなく、
人や仕事を動かし、成果につなげる行為そのものがマネジメントといえるのです
「役職がない=マネジメント経験なし」ではない
私は前職で事務職をしていました
会社の就業規則の中に、事務職での役職として「主任」という立場がありましたが、
実際には年功序列で昇進の枠が限られており、私は10年以上一般社員として働いていました
役職がなくても責任ある仕事を任されることはありましたが、
自分から「管理職を目指したい」と思うことは正直ありませんでした
ヒラのままでいい、と考えていたのです
しかし、いざ転職活動をすると、面接官から「マネジメント経験がない」と見られる現実に直面しました
自分では気づかないうちに、後輩の教育や業務改善の提案などを行ってきたにもかかわらず、
それを「経験」として整理できていなかったのです
振り返ってみると、役職がなくても人に教えたり調整役を担ったりすることは、立派なマネジメントの一部だったのだと思います

現職での課題と今後の挑戦
現在の職場に転職して2年目になります
面接時に「マネジメント経験はありませんが、今後挑戦したい」と伝えました
実際に働き始めると、まずは自分の業務を覚えることに必死で、
人をまとめたり指導したりする余裕はほとんどありませんでした
今も自分のタスクで精一杯ですが、少しずつ後輩のサポートやチーム内の調整を任されるようになり、マネジメントの入口に立った感覚があります
これからは「ただ仕事をこなす人」から「周囲と一緒に成果を出せる人」に成長していきたいと考えています
そのために意識していることは次の3点です。
1. 自分の業務を見える化する
自分のタスクを整理して、誰でも引き継げる状態にしておくことで、自然とチーム全体の効率化につながります
2. 後輩に任せる勇気を持つ
自分で抱え込まず、相手の成長の機会と考えて業務を分担することが大切だと感じています
3. コミュニケーションを増やす
仕事の話だけでなく日常的な声かけを意識することで、相談しやすい雰囲気を作ることができます
まとめ
マネジメント経験というと、役職者だけが持つ特別なスキルのように思われがちです
しかし、実際には後輩指導や業務改善といった日常の中にもマネジメント要素は存在します
私自身、転職活動を通じて「経験がない」と思い込んでいましたが、
振り返れば小さな積み重ねは確かにありました
今後は、これまでの経験を活かしながら少しずつマネジメント力を磨いていきたいと思います
そして、次に転職の機会が訪れた時には、自信を持って「はい、マネジメント経験があります」と言える自分になりたいです
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
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