ここ数年、「副業」という言葉をよく耳にするようになりました
働き方改革やリモートワークの普及、そして将来に対する漠然とした不安から、副業に挑戦する人が増えています
実際に検索してみると、「誰でもすぐに始められる副業」としてよく紹介されているのが、アンケートモニター、ポイ活(ポイント活動)、フリマアプリでの不用品販売、データ入力、Webライティングなどです
私自身も、「何か副業をやってみたい」と思い立ち、いくつか挑戦してきました。その中でまず取り組んだのが、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」で見つけたデータ入力の仕事でした

初めての契約は「データ入力」
私が行ったデータ入力は、請求書や領収書などの数字を規則に沿って入力していくというシンプルなお仕事でした
タイピングにはある程度自信があり、事務職の経験も長かったので「これならできるはず!」と思い、すぐに応募
無事に契約が決まったときは、「自分で探して仕事を取れた!」という達成感があり、嬉しかったのを覚えています
しかし、実際に作業を始めてみると想像以上に大変でした
文書入力なら得意でも、数字を延々と入力し続ける作業は予想以上に集中力を奪われます
しかも単価はとても低く、どれだけ頑張っても「これだけしか稼げないのか」とがっかりするほど
結局、1週間も続かずに辞めてしまいました
「副業としては割に合わない」――それが正直な感想です
辞めてしまった理由
続けられなかった大きな理由は、やはり「スキルとして何も残らない」ことでした
入力スピードは多少上がるかもしれませんが、事務職である程度のタイピングができる人にとって、それ以上大きな成長につながる仕事ではありません
頑張っても単価が上がりにくい業務なので、長期的にはモチベーションを保ちにくいのです
また、クラウドソーシングの案件は競争率が高く、データ入力のような「誰でもできる仕事」は特に単価が安く設定されています
副業初心者が始めやすい一方で、報酬を目的にするにはハードルが高いという現実がありました
他の副業との比較
データ入力以外にも、副業としてよく挙げられるものを少し試したことがあります
たとえば、ポイ活やフリマアプリでの不用品販売です

ポイ活は、アンケートに答えたりアプリを利用したりするだけでポイントが貯まり、それを現金や商品券に交換できる仕組みです
隙間時間にできるので「お小遣い稼ぎ」には向いていますが、大きな収入にはつながりません
フリマアプリでの不用品販売は、家の中が片付くし、意外なものが売れる面白さもあります!
ただ、商品撮影や発送作業に手間がかかり、「副業」というより「一時的な断捨離」に近い印象でした
副業を始めるなら意識したいこと
こうした経験を通して感じたのは、「副業を選ぶときは、収入とスキルの両方を意識することが大事」ということです
単発的に数千円を稼ぐことが目的なら、ポイ活やフリマ販売、データ入力でも十分です
しかし、長期的に副業を続けたい、将来的には本業にもつなげたいと思うなら、
スキルが身につく分野に挑戦した方がいいと痛感しました
たとえば、Webライティングは文章を書く力が身につくので、ブログやSNS運用にも役立ちますし、
継続案件を獲得できれば収入も安定しやすいです
プログラミングやデザインといった専門スキルは習得に時間がかかりますが、
その分単価も高く、キャリアの可能性を広げられます

まとめ
私が最初に挑戦したデータ入力の副業は、正直なところ「おすすめできない」と感じました
簡単に始められる反面、スキルも身につかず、収入もほとんど期待できなかったからです
けれども、初めて契約を取ったときの達成感や「副業をやってみた」という経験は、次の一歩につながるきっかけになりました
これから副業を始めようと思っている方には、「自分の将来に役立つスキルを得られるかどうか」を意識して選ぶことをおすすめします
小さくても続けられる副業を見つけることが、結果的に一番の近道になるはずです
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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