毎日の仕事に疲れたとき、心がちょっと軽くなる本があります
それが吉田覚さんの漫画『働かないふたり』です
現在35巻まで発売されています(2025年9月時点)

ニート兄妹のゆるい日常
物語の主人公は、働いていない兄と妹のふたり
「ニート」という設定ではありますが、ただの引きこもりではありません
二人は外に出かけ、日常の中でさまざまなモノやヒトと出会い、ゆるやかに日々を過ごしていきます
そこに登場する周囲の人々の心情も丁寧に描かれていて、
人間関係のあたたかさや不器用さがリアルに伝わってきます
クスッと笑えて、時にジーンとくる
『働かないふたり』は一話完結の短編形式
だからこそサクサク読めて、隙間時間でも楽しめます
日常の小さなやり取りに思わずクスッと笑える場面もあれば、
家族や人とのつながりにジーンとするシーンもあり、
気づけば「もう一話だけ」と読み続けてしまう魅力があります
読後感は「ゆるい安心感」
この作品を読んでいると、
「働かなくても何とかなるんじゃないか」
と思える一方で、
「自分は自分の生活を頑張ろう」
と不思議と前向きな気持ちにもなれます
それはきっと、この漫画が「頑張らなくても存在していい」という肯定感と、
「それでも自分らしく生きよう」というバランスを描いているからだと思います
疲れた心に効く一冊
仕事でストレスが溜まったとき、読むだけで心の力が少し抜けていきます
難しいことを考えなくても楽しめるけれど、
気づけば自分の生活や働き方についても考えさせられる
そんな不思議な一冊です
「疲れたな」と思ったときに、手に取ってみてはいかがでしょうか



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