お客様は本当に神様なの?

その他

転職先は「お客様第一主義」

私が転職した会社は、お客様第一主義を掲げています
もちろん、企業というものはお客様を大切にしているところがほとんどだと思います
お客様を無視しては利益も出ませんし、会社として成り立ちません
実際にお客様から「ありがとう」と言ってもらえると、やっぱり嬉しいです
自分の仕事が誰かの役に立ってるんだなって実感できる瞬間は、やりがいがあります

お客様の言うことを全部聞くことが「大切にする」?

ただ、お客様の対応に納得がいかないとふと思うことがあります
お客様を大切にするって「お客様の言うことをなんでも聞くこと」なんでしょうか
確かにお客様はお金を払ってサービスを受けており、
そのお金が巡り巡って私たちの生活を支えているのも事実です

でも、お客様はお金と引き換えに欲しいものを手に入れているんだから、
これはギブアンドテイクの関係だと思うんです
こっちが一方的に下手に出るだけじゃないはず

提案しても文句を言われる現実

こちらが「お客様のためになるはず」と思って提案しても、
聞く耳を持たれなかったり、逆に文句を言われたりすることもあります
ちょっとしたミスを大げさに突かれることもあって、
「私は何のために仕事をしてるんだろう…」と、気持ちが沈むこともあります

社会人になりたての頃は、純粋に「お客様の役に立ちたい」と思っていたはずなのに、
いつの間にか心がすれてしまったように思います

カスハラってどこから?

最近では「カスタマーハラスメント(カスハラ)」という言葉も広まってきました
暴言を吐いたり、理不尽な要求を繰り返したりするお客様に対しては、
企業や国も従業員を守ろうとする動きが出ています

しかし、少し疑問に思います
暴言や暴力じゃなければカスハラにはならないんでしょうか?
大声で怒鳴られなくても、ジワジワと心をすり減らすような要求ってあるかと思います
どこからがカスハラなのか、その線引きはまだまだ曖昧に感じます

会社はまず従業員を大切にしてほしい

会社は「お客様を大切にする」ことを強調しますが、
その前にもっと従業員のことを大切にすべきではないでしょうか
現場で直接お客様と向き合っているのは、私たち従業員です
日々の理不尽な要求やプレッシャーの中で働く私たちの声に、会社がもっと耳を傾けることこそが、
本当の「お客様第一」につながると私は思います

従業員が安心して働ける環境が整っていなければ、良いサービスなど生まれません
お客様も従業員も対等な人間同士
どちらか一方を犠牲にして成り立つ関係ではないのです

さいごに

「お客様は神様」と言われることがありますが、実際にはお客様と従業員は対等な立場であり、
そこにはギブアンドテイクの関係があります
お客様の満足を追求することはもちろん大切ですが、
それを支える従業員の心と生活を守ることも同じくらい大切です
従業員を守り、尊重する会社こそが、
結果として本当の意味で「お客様を大切にできる会社」になるのだと私は思います

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

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